第1回 うつ病ってどんな病気?

うつ病に対して「心の弱い人がかかる病気」、「心の持ちようで克服できるはず」と誤解している人も少なくありません。 でも、うつ病は治療が必要な体の病気で、だれにでもかかる可能性のある、ごくありふれた病気です。

うつ病では、意欲や気力が衰えて感情や興味が失われ、仕事や家事が出来なくなってしまいます。 さらに、そういう自分にあせりを感じたり、もういなくなった方が楽だというような気持ちになってしまうこともあります。


きっかけは?
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うつ病の発症に最も強くかかわっているのがストレスです。たとえば身近な人との死別や離婚などの喪失体験、転職や引越しなどの環境の変化などがあげられます。ただし、自分にも周囲の人にもきっかけが思い当たらないことも少なくありませんから、 むやみにきっかけ探しをすることなく、まずは治療に専念しましょう


脳内物質アンバランスにより起こります
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脳には、神経細胞がたくさんあり、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質がいろいろな情報を伝えています。これらはうまくバランスを保つことによって感情をコントロールしています。

ところがうつ病では、神経伝達物質の働きが不足することでバランスが崩れ、感情をうまく調節できなくなってしまうのです。

セロトニンの例

ストレスをためない生活を送りましょう
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自分の性格を知る
まじめで几帳面、完璧を目指す性格の人は、ストレスがたまり、うつ病になりやすいと言えます。これを避けるには、こうした自分の性格を心得ておくことが大切です。

がんばりすぎない
がんばりすぎないことが大切です。休んだ後に遅れを取り戻そうと考えたりせず、気持ちに余裕を持たせましょう。

自分への負担を軽くする
他人が、どのように思っているかなど気にしすぎず、マイペースな生活を心がけましょう。

マイペースな生活を
生活に変化があったときは、休養をとったり、家族や友人と話す時間を作ったりするよう心がけましょう。

環境が変化する時は、十分に休養を
生活に変化があったときは、休養をとったり、家族や友人と話す時間を作ったりするよう心がけましょう。

アルコールの飲み過ぎに注意
アルコールは気持ちをリラックスさせる効果はありますが、大量に飲み続けるとからだに悪い影響を与えたり、アルコール依存傾向になることもあります。コップ1~2杯程度の適量にしましょう。


うつ病の治療には周囲の方々の支えが必要です
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はげまさない
うつ病の人に「がんばって!」と励ますのは逆効果になります。決して怠けているのではなく、今はがんばりたくてもがんばれないことを理解してください。今までと態度を変えず、普通に接することが患者さんの安心につながります。

考えや決断を求めない
決断を求めないようにします。「今日は何を食べたい?」と聞かれたときに、「何でもいい」と答えると、うつ病の人は考えなければならなくなります。それよりも、「カレーがいい」などと具体的に答えて負担を減らしてください。

無理に外出や運動を勧めない
外出や運動は、健康な人にとっては気分転換になります。しかし、うつ病の人にとっては、外出や運動、お酒の席も負担になる場合がありますので、無理に勧めてはいけません。

重要な決断は先のばしに
金額の高い買い物、引越しなど、大事なことを決定するのはストレスになります。できることなら、決定は病気が治ってからにしましょう。

日常生活の負担を減らす
家事が負担になっていることがあります。「食事はつくらなくていいよ」「ワイシャツはクリーニングに出して」など、家事の負担を減らしてください。


患者さんの症状、お悩みなどに関するご相談は、医療機関の医師または精神保健福祉センターにご相談ください。

提供グラクソ・スミスクライン株式会社

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